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リンちゃんおうちが決まりました♡

2021-01-19 14:17:47　ベンガル子猫

免疫介在性溶血性貧血の治療歴があるシルバーベンガルのリンちゃん
おうちが決まりましたリンちゃんのご家族さま、遠方からわざわざお越し頂き、リンちゃんをお迎えくださって、ありがとうございます。
先輩猫のロシアンブルーちゃんがいるおうちなので、先輩猫ちゃんとうまく付き合っていけるか心配でしたが、おうちについてケージ越しではありますが、さっそく鼻チュウ挨拶ができたとのことでちょっと安心しました

リンちゃん有償譲渡の手続きの際、今回のように先輩猫がいるご家庭で、後から新しい仔猫を迎える時の注意点をご質問いただきました。
お引っ越し当日、リンちゃんのご家族さまには直接ご説明しましたが、これから新しく仔猫をお迎えになる方へご参考になれば良いなと思い、私の個人的な意見を述べますね。高倉の個人的な意見なのであくまでも参考程度にお読みください。

新しい仔猫を迎えようか？と思われるなら、先輩猫が2歳くらいまでにお迎え頂くのが一番良いと思います。
遅くても先輩猫が7歳くらいまでなら、時間がかかるかもしれませんが、お互いの存在に慣れることができると思います。

先輩猫が7歳を過ぎているなら、新しい仔猫が先輩猫にとって強いストレスになる可能性が高いので、新しい仔猫をお迎えすることを私はあまりお勧めしません。
もちろん、実際、高齢猫がいるご家庭で新しく仔猫をお迎えになって、仲良く過ごせている例はたくさんありますので、7歳すぎたら絶対だめってことではありません。ただ、私はあまりお勧めしませんということです。

では、新しい仔猫をお迎えになって、初めて対面させるときはどうするかと言いますと・・・。

☆先輩猫と仔猫を、いきなり直接合わせることは、絶対に避けてください。

小さなもので構いませんので、必ず仔猫用にケージを準備してください。そして、仔猫がおうちに着く前に、仔猫が当面の間暮らすお部屋を決めケージを設置します。

お引っ越し当日、先輩猫はまずは別の部屋に待機してもらいます。キャリーの扉を開けると仔猫がお部屋の探検を始めますので傍で見守ります。仔猫がお部屋の探検が一通り終わって、フードを食べ、水を飲んだら、仔猫をケージに入れて先輩猫をお部屋に連れてきてケージ越しに対面させます。この時、先輩猫はフリーの状態で、仔猫の方を必ずケージに入れてください。

初めの一週間程度はケージ越しのまま、同じ部屋で過ごさせます。先輩猫が仔猫を威嚇する時は、ケージ越しの対面時間を日々少しずつ伸ばしていって、焦らずゆっくりとお互いの存在になれるようにしてください。（先輩猫が仔猫におびえることもあります。）

お互いが威嚇したり逃げたりしないで、お互いに興味がある状態（リンちゃんたちのように鼻チュウできるよう）になったら、仔猫をケージから出します。初めは必ず、人間の大人がそばで見守ることができる時間帯に行います。仔猫をケージから出す時間は、短時間から始めてだんだん長くしていきます。

先輩猫と仔猫はすぐに仲良くなることもありますが、相性によっては仲良くなれるまで数日～数週間かかることもあります。
見知らぬ仔猫がやってきて、先輩猫が仔猫の存在をストレスに感じることがあり、ストレスから先輩猫の方が体調を崩すこともありますので、何をする時でも先輩猫を優先してあげてください。例えば、ご飯を出すのも声をかけるのも先輩猫が先です。

仔猫がおうちにやってくると、どうしてもご家族さまの気持ちが小さな仔猫の方に偏りがちになることがありますが、先輩猫はそんなご家族さまの様子を見ています。仔猫はまだまだ何にでも簡単に順応することが出来ます。まずは、先輩猫がストレスから体調不良を起こすことがないよう、先輩猫を優先して見守ってあげてくださいね