トリコモナスとロニダゾール

2022-12-05 16:46:25　ブリーダー

トリコモナス再発しました

我が家からお迎え頂いた仔猫に、トリコモナスが出てしまいました。

以前、トリコモナスは落とせます（えっへん）みたいな偉そうなブログ記事を掲載したのに面目ないことです

トリコモナスは、こちらにいるときに下痢症状が無くて、検便でも見つからない仔猫でも、やはりお腹の中に潜んでいて、お引っ越しのストレスで繁殖し、下痢症状を起こしてしまうようです。

お客さまからご連絡頂き、我が家に居る仔猫を再検査したところ、出ましたトリコモナス

もう、なんでしばらく出てなかったので完全に駆虫できたと思っていたのに

と、悔やんでも出てしまったものは確かなので、駆虫再開しました。

ジアルジアならフラジール、チニダゾールで駆虫できますが、トリコモナスにはフラジールが効きません。トリコモナスにはチニダゾール一択と思っていました。これは、獣医さんは「フラジールでも効く時あるよ」って仰るので、私の体感です。

ずっと前にロニダゾールは日本では未承認薬なのでおススメできません、みたいな偉そうな内容のブログを掲載した覚えがありますが今回チニダゾールが効かない仔猫が現れてしまったので、ロニダゾールを個人輸入しました。

で、ロニダゾールを個人輸入するにあたり、業者に依頼して輸入代行してもらうため、本当に本物のロニダゾールが来るかもわかりませんし、そもそもロニダゾールは鳩の薬だと言うことなど含めて、全て私の責任で輸入して投与するので、仔猫の体重あたりの投与量や、万一、重篤な副作用が出た場合の対応を協力して頂けないかと、かかりつけの獣医さんに相談したところ、協力してくださるとのことで、個人輸入してみました。

猫の体重1kgあたりロニダゾール30mgを1日1回、14日投与が基本とのことで、今回はロニダゾール　60mg/gを購入したので、2kgの仔猫なら1回あたり1gと獣医さんに教えて頂きましたが、その1gが、まあ量が多いこと驚きました

ロニダゾールはフラジール、チニダゾールと同様にめっちゃ苦いお薬で、しかも粉末なので、投薬用カプセルを購入して入れてみたら、1gが何と5号カプセル9個になりました。4号のカプセルでも6個です。

4号のカプセルは仔猫には大き過ぎて飲み難いようで、これは大人猫用にしました。それでも、体重4kgの大人猫なら4号カプセル12個です、次回は薬量が倍の120mg/gを購入しようと思います。

上の写真、比較対象用に置いているのは、下痢止め薬と整腸剤です。向かって右が5号カプセル9個、左が4号カプセル6個、いずれもロニダゾール1ｇです。（あ、今見たら、5号カプセルは10個映ってました1ｇは9個です）

粉末薬を小さなカプセルに詰めると言う果てしない内職と、仔猫1匹あたり概ね9個前後の果てしないロニダゾール投薬が終わり、一応の駆虫はできました。

トリコモナスは、駆虫したつもりでも、表に現れなくても、仔猫のお腹の中に潜んでいる可能性があることが、今回身に染みてわかりましたので、今後の重要事項説明書にはその旨を記載しようと思います。ご理解賜りますと幸いです。

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