ジェームズくんを夢猫庵の接客係長兼保育士に任命します!
こんにちは
福岡県のベンガル猫ブリーダー
Cattery夢猫庵の高倉です
いつもブログをご覧くださり
ありがとうございます
我が家の将来のパパ猫候補
ジェームズくんのこと
二回目のワクチンのため
ジェームズくんを動物病院に連れて行きました。
ワクチン前の健康診断で心雑音があるとのことで
エコーとレントゲン検査を受けた結果
レントゲンでは他の子猫に比べ
心臓がかなり大きいこと
エコーでは心臓の中で本来ならあってはならない
血液の逆流が起こっていることなどから
先天性心疾患であることがわかりました。
根本的に治すことはできない病気ですが
これから経過を見ながら必要に応じて投薬し
内科的治療をすることで
今後現れてくるであろう症状を緩和したり
進行を遅らせることができるそうです。
ジェームズくんの余命については
三年、生きられないかもしれないし
八年、生きられるかもしれないとのことでした。
ジェームズくんには現在
開口呼吸、チアノーゼ
咳をする、元気や食欲がない
と言った臨床症状がないため
とりあえず経過観察となりました。
大きく産まれて
大きく育ったジェームズくん
骨太で骨格もしっかりしていて
有望なパパ猫候補だと思っていましたが
先天性の心疾患が判明した以上
パパ猫にすることはできません。
今後は、毎月獣医さんの検診を受け
我が家で経過を見ながら
甘やかして甘やかして育てて
その上で体調に合わせて
ぶちくんたち白い組さんと一緒に
接客係や、これから産まれてくる仔猫の
指導係をお願いしようと思います。
ジェームズくんを本日より
パパ猫候補改め
夢猫庵の接客係長兼保育士に任命します。
先天性心疾患が判明した猫を繁殖から外すことについて
先天性という言葉は、出生時に欠陥が存在すると言うことですが
特定の原因を示すものではありません。
遺伝性という言葉は、形質が世代から世代へと継承されると言うことですが
出生時に認識される場合とされない場合があります。
先天性異常は、出生時に既に存在する欠陥ですが
それらは、遺伝的欠陥、環境条件、感染、中毒、母親によって服用された薬、
または妊産婦の栄養不足の結果として、またはこれらの要因の組み合わせで生じます。
母猫の感染、中毒、服用された薬、または栄養不足は、
我が家では考えにくいので、やはり遺伝的欠陥と環境条件が原因ではないかと推察されます。
たとえその欠陥が自発的な新生突然変異によって引き起こされた場合でも
その個体は突然変異を子孫に伝達する可能性があるそうです。
ジェームズくんの心疾患が、遺伝性のものであるかどうかはわかりませんので
ジェームズくんをパパ猫に使った場合、産まれてくる仔猫に必ず遺伝するかどうかはわかりません。
ですが少しでも遺伝性の要素があると考えられるのであれば
その個体は繁殖から外すべきだと私は考えています。
なので、ジェームズくんは、繁殖から外して我が家のペットになります。
そして、遺伝性が疑われる疾患が現れた仔猫の両親については、ペアを解消します。
ペアを解消しなくても、もしかしたら、もう遺伝性が疑われる仔猫は生まれないかもしれません。
それでも、遺伝性が疑われる疾患が現れる仔猫が生まれる可能性があるならば、
ペアを解消した方が良いと私は考えています。
なので今後、夢猫庵では咲耶姫とマーキュリーのペアから、仔猫が産まれることはありません。
そうなると、我が家では咲耶姫のペアになれるオス猫がマーキュリー以外にいませんので
必然的に咲耶姫はママ猫を引退することになります。
時期を見て避妊手術して、しばらくジェームズくんと一緒にゆっくり過ごしてもらって
そののち来年の春頃に、新しいご家族さまを募集する予定です。
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