猫を理解するための十の約束。
日本では「犬の十戒」として知られている
ノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが犬の買い手に渡している
「犬からご主人への11のお願い」(Wikipediaより)があります。
夢猫庵のホームページ作成の参考資料を探していたところ
All Aboutで猫に関する記事を書かれている岩田 麻美子さんの
「猫を理解するための十の約束」という記事を見つけました。
猫を飼う上での大切なことが網羅されていて、しかもとてもわかりやすいので
夢猫庵でもノルウェーのブリーダーさんのように
この「猫を理解するための十の約束」を
飼い主のご家族様に手渡そうかしら、と考え中です。
1.あたしの中にはたくさんのあたしが存在するの。
時々どれが本当のあたしか自分でもわからなくなるくらい。
だから、あたしが気まぐれな態度をとっても
あなたはドキマキしないで、ドンと構えていてね。
2.あたしは小さな犬じゃないのよ。
だから、あたしには猫のためのご飯を用意してね。
あたしはこう見えても小さな肉食獣なの。
3.あたしは自分で身体をキレイにするのが大好き。
でももし、あたしの身体がいつもより汚くなってきたら
それは具合が良くないサインだと気付いてね。
4.こう見えて私は焼き餅焼きなの。
あなたが何かに夢中になっているとき
あたしは少し焼き餅を焼くことがあるわ。
構われすぎるのはイヤだけど、あたしの存在を無視されるのはもっとイヤ。
5.あたしは自分のリズムで生活するのが好き。
可愛いフワフワのぬいぐるみ、って思うかもしれないけれど
あたしはちゃんと自分の意志を持っているのよ。
あなたの都合であたしを構い過ぎたり、無視したりするのは止めてね。
6.あたしは高いところから眺めるのが大好き。
だからあたしがいつでも高いところに登れるようにしておいてね。
7.あたしの腎臓はとても働き者なの。
あたしがお水をたくさん飲めるように用意しておいてね。
8.引っ越すときは、何があってもあたしを連れて行ってね!
「猫は家につく」なんていうけれど
あたしがあなたを選んだから、あなたのそばにいるのよ。
家の中の生活に馴染んでしまったら、あたしは外では生きていけないの。
9.あたしにはあなたの気持ちがわかるのよ。
あなたが落ち込んでいるとき、寂しいとき、あたしにはすぐにわかるわ。
そばでのどをゴロゴロ鳴らすしかできないけれど、あたしがいることを忘れないでね。
10.あたしの時間は、あなたより速く過ぎていくの。
何時かあたしが年寄りになって、暗く冷たい静かな場所に閉じこもるようになったら
あなたとのお別れが近いかも知れないと気付いてね。
あたしの姿がここになくなっても
あなたの中であたしが生き続けることができるように
どうかあたしと暮らした日々を覚えていてね。
猫ガイド/岩田 麻美子
猫ブリーダーランキングへ