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Cattery夢猫庵が産まれた仔猫に幼名（仮名）を付けない理由

Cattery夢猫庵が産まれた仔猫に
幼名（仮名）を付けない理由

我が家では産まれた仔猫に名前を付けず、
母猫の名前＋番号の
フレイヤベビー1番ちゃんとか
マイアベビー2番くんと呼んでいます。

ブリーダーになる前に
諸先輩方のブログを
読ませて頂いておりました時に
ブリーダーが幼名を付けると
ご家族さまがご遠慮なさって
結局、幼名をそのまま本名としてしまうケースが
かなりあることに気付いたのです。

ですから、私がブリーダーになったら
仔猫の名前はご家族さまが
ブリーダーに遠慮することなく
ご希望の名前を付けられるよう
幼名（仮名）は付けないと決めたのです。

仔猫にリボンを付けて
幼名（仮名）ではなく番号でもなく
リボンの色でピンクちゃんとか
ブルーくんとか呼ばれるブリーダーさんもいらして
これは良いなと思いましたが
いかんせん、私が不器用なもので
小さな仔猫にリボンを付けることが出来ませんでした。

それで、リボンを付けてリボンの色で呼ぶことは諦めまして
母猫の名前+番号で呼ぶことに決めました。

決して産まれた仔猫に愛情がないので
機械的に番号で呼んでいる訳ではありませんが
産まれた仔猫は、私の仔猫ではありません。

たっぷりの愛情で可愛いがってくださる
ご家族さまの元へ
お引っ越しする大切な仔猫です。

ですから、私は
産まれた仔猫を呼び捨てにしません。

フレイヤベビー1番ちゃん
マイアベビー2番くんと
必ず「ちゃん付け」「くん付け」で呼びます。

お引っ越しまでに名前が決まれば
ご家族さまの付けてくださった名前を
「ちゃん付け」「くん付け」で呼んで育てます。

この仔猫たちは、私の仔猫ではなく
ご家族さまの仔猫を、お引っ越しまで
お預かりしていると考えているからです。

先日、ある方のブログ記事の中で
「私が仔犬に幼名（仮名）を付ける理由」が
書かれているのを読みました。

その方がブリーダーになる前
たくさんのご自分の犬たちとドッグランで遊んでいると
「お前はブリーダーだから、犬に愛情が無くて、
名前も付けずに番号で呼んでいるのだろう！」
と罵声を浴びたこと。

ブリーダーになってから
夭逝した仔犬が
名前も付けてもらえずに
供養されることを不憫に思ったこと。

などが綴られていました。
だから私は産まれた仔犬に幼名（仮名）をつけるのだと。

そのブリーダーさんのブログ記事を読んで
ああ、なるほど
仔猫に幼名（仮名）を付けないと
ブリーダーは愛情が無いと誤解されるのか。

ああ、私も
夭逝した仔猫を無名で供養してしまった
可哀想なことをしたと、考えさせられました。

私はこれからも仔猫に幼名（仮名）は付けず
母猫の名前+番号で呼びますが
決して仔猫に愛情が無いわけではなく
私なりの考えがあってのことだと言うことを
きちんとみなさんに
お伝えしなくてはならないと思いました。

そして
仔猫たちはみんな元気に育って
優しいご家族さまの元へ
迎え入れて頂きたいと思いますが
そうなるよう出来る限りの努力をいたしますが
私の努力が及ばず夭逝してしまった仔猫には
これからは名前を付けて
供養してやりたいと思います。

Cattery夢猫庵　高倉千草